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ハルです(^_-)-☆
自分の認識は一瞬で変わるかもというお話です。
私、大学生の頃まで父親をあまり尊敬できませんでした。
気が優しくていい恰好しいなので、周囲の人にたかられるタイプ。
そのため借金まですることがありました。
母親がお金の管理をしっかりしてくれる人だったので家計はなんとかなったのですが、そんな父親をある時まで正直軽蔑していました。
ある時、近くに住んでいた叔父さん(父親の弟)と話す機会があり、その時に昔の父親の話を聞きました。
私は父親が結構歳をとってからの子だったので、現在は80代半ば。
生まれたのは第二次世界大戦より前になります。
父親は確か8人兄弟で長男。
時代が時代なので、貧しい子供時代を送っていました。
学校もろくに行くことができずに、幼い兄弟たちを養うために早い時期から働きに出ていたそうです。
叔父さんは「兄貴が頑張って働いてくれたから自分たちが生きてこられた」と話していました。
父親は絵を描くのがとても上手です。
昔の映画館の看板は手書きだったのですが、その仕事で収入を得ていた時期があるくらいの腕前です。
きっと好きな絵を沢山描きたかったのかもしれませんし、高等教育も受けたかったかもしれません。
でもそんな時代でも家庭状況でもなかったわけです。
叔父さんの話を聞きながらいろんなことを思いました。
叔父さんと別れて家に戻った後は、これまで自分が抱いてきた感情や態度を振り返り父親へ申し訳ない気持ちになり涙がでてきました。
なんなら今これを書きながらも涙が出てきます。
私は、本当はそれまでも父親のことが大好きで理解したかったのだということに気づきました。
だからあの時に叔父さんの話を聞いて、一瞬で父親への認識が変わったのだと理解しています。
私のなかの長年の父親への軽蔑はすーっと消えていきました。
子どもの頃から兄弟たちの面倒をみて、もうすでに一生分くらいの苦労をした父親。
もうそのままでいいから余生は自由に楽しく生きてほしいと思いました。
私があまり頻繁に日本へ帰れていないこともあり、父親とはもうかれこれ8年程会っていません。
次回一時帰国する際には、この人生で父親に会うのは最後かもしれないという気持ちで父親に感謝を伝えようと決めています。
両親がいてくれたから自分と娘がこの世に存在する。
そして祖父母やご先祖様が大変な時代を生き抜いて命を繋いでくれたからこそ、今の自分の幸せな生活があると思うと感謝してもしきれません。
認識はなにかのきっかけですっかり変わることがあります。
そうなると見える世界が変わります。
何に対しても、あなたが今の時点で持っている認識は不変なものではありません。
あなたの望む世界を思い描いて、そこにいる自分に合うよう認識を変えていくこともできてしまいます。
柔軟な思考や開かれた心でいると、思わぬ出来事が起きて認識が変わる体験をするかもしれませんね。
ハル
はじめまして!ハルです。 スウェーデンの小さな街に夫と娘、猫の4人で暮らしています。 移住以降生活を安定させるために必死→働き過ぎて家族との時間を犠牲にしただけでなくアレルギー症状で年中体調が悪い状態に→3年前の失業をきっかけに自分自身を見つめなおす→新たな学びと実践によりこれまでになく心と体が健康な状態になる→家族の心身の健康状態や起こる出来事までもが変わってくる。 こうした過程のなかで有効であった情報をブログに書き綴っていきます。
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