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夫への怒りが収まる思考法

目安時間 10分
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お立ち寄りいただき ありがとうざいます!

 

ハルです(^_-)-☆

 

 

 

最近うちの猫のごはんを成猫用のもの

に切り替えはじめています。

 

 

これまではチキンかサーモンの2種類を

交互にあげていたのですが、

同じ会社の成猫用のものを購入してみると

種類が増えていました。

 

 

サーモンはそのまま残り、

ニシンとトナカイ、

ヘラジカが新たに仲間入り。

 

 

いかにもスウェーデンな食材。

 

うちの猫はそれは美味しそうに

食べています。

 

 

で、その肉の話で久しぶりに思い出した

ことがあったので今回はそのことについて

書いてみます。

 

 

 

かれこれ十数年前の話になるのですが、

私は出産時に1,2ℓの出血をして

輸血される手前でした。

 

 

ここスウェーデンは「出産は病気ではないから、

特に問題なければとっとと家に帰りましょう」

という方針です。

 

 

出産にかかる費用もほぼ全て税金で賄われているので、

まあそうなります。

 

 

優雅にのんびり病院で過ごしてもらうような

予算はありません。

 

 

そんな環境なので、出産時に問題がなければ

大抵の人は翌日に家に帰されます。

 

 

経産婦で出産が朝だったりしたら、

その日のうちにご帰宅になることも。

 

 

私は出血量が多かったので、

当初に予定されていた1泊+もう1泊の

許可が下りました。

 

 

1泊目は一人部屋が空いていたため、

夫も一緒に泊まってもいいとの許可。

 

 

2泊目は2人部屋に移ったので、夫は強制帰宅。

 

 

まだフラフラで自力で立てなかったけど、

赤子と共にベッドに置いてけぼりにされました。

 

 

なんかあったらナースコール押してね、

って言われたけどとっても不安。

 

 

深夜に同じ部屋にやってきた経産婦と

思われるスウェーデン人女性は、

早朝に帰っていきました。

 

 

狭いシングルベッドに赤子と一緒

だったのでつぶしちゃいけないと

全然眠れませんでしたが、

なんとか一人でその夜を乗り越えました。

 

 

夫に迎えに来てもらい無事帰宅。

 

 

まだ頭がフラフラでしたが、

これでちょっとぐっすり眠れそう、

と思ったのもつかの間

 

 

夫から衝撃の言葉が........

 

 

「今晩、猟に行ってきてもいい?

獲物を仕留められるかどうかによるけど、

明日の午前中には帰れると思う」

 

 

そして

 

 

「猟の時は当然電話の電源オフにするから、

電話通じないからね」と。

 

 

いや、私まだフラフラなんですけど.......

 

 

食べる肉なら冷蔵庫にあるし、

マンモス倒してきてくれなくても

この子は飢え死にしないよ???

 

 

この状況のなか「猟に行ってきてもいい?」

という質問を投げかける時点で私のなかではアウト。

 

 

その後このことは何年も私のなかで

思い出されることになります。

 

 

特にお互い疲れてて雲行き怪しく

なってきたときとかに。

 

 

別にその度にその話を持ち出す

とかじゃないんです。

 

 

ただ自分の中で自動的に蘇らせるように

なってしまい、さらに怒りを増幅させる

ということをやっていました。

 

 

あなたもそんなことないですか?

 

 

相当経ってからですが、再度あの時のことを

自分なりに検証することにしたんです。

 

 

冷静に考えたら、単純に夫はあの時猟に

行きたくてしょうがなかったけど、

私が大変そうだったから行ってもよいか

尋ねてみただけ。

 

 

私が「心配だから家にいてほしい」と言ったら、

多分行かなかったと予想されます。

 

 

 

猟ってライセンス持ってたらいつでも

行けるわけではないんです。

 

 

動物の種類によって猟解禁の期間が決まっているし、

仮に動物を仕留めたとしてその後に解体することを

考えると動物を移送させる手段や解体場所、

解体の仕方などすべてを経験したことのある人が

一緒でないと物事がスムーズにすすみません。

 

 

その時はこれらすべての条件が整っていた

というまたとない機会だったのです。

 

 

それがたまたま娘の誕生数日後という

タイミングがよいとは言えない時だった

というだけ。

 

 

猟の結果ですが、150キロほどのイノシシを

仕留めて帰ってきました(笑)

 

 

当然ですが数人がかりでも移送や解体に

相当の時間がかかり、家に戻ってきたのは

翌日の夜でした。

 

 

でも、夫はとっても嬉しそうでした。

そりゃそうですよね。

 

 

その日の一部始終を語って聞かせてくれるのですが、

もうこっちは眠すぎて意識がなくなりそうだった

ことしか覚えていません。

 

 

ということで、あの時の出来事を

「理解のない夫をもつかわいそうな私」に

意識を向けるというのを辞めて、

「自分が大変な状況のなかでも夫に好きな

ことをやらせてあげた寛大な私」という

部分に意識を向けるということにしてみました。

 

 

その後も何度かこの記憶が蘇ってきましたが(←根に持つタイプ)

その度に上記のことをセットとしてやってみたら

(自分に語りかけることもしていました

「自分ほんと寛大よね。あの状況でダンナさん

猟に行かせてあげたんだから」と)

徐々に思い出す頻度が減りました。

 

 

そして今回思い出したのも喧嘩をしたからではなく、

猫のごはんから野生の動物が連想されて、

そういえばイノシシ......

という感じで懐かしい出来事として

思い出されただけでした。

 

特に負の感情は伴わずに。

 

 

こういう記憶ってみなさんありますか?

 

 

意外と過去の出来事への捉え方って

変えられてしまいます。

 

 

ヘビーなものからではなく、

今回の私のイノシシ記憶のように

少しライトなものからでもご興味あれば

試してみてください。

 

 

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ハル

ハル

はじめまして!ハルです。 スウェーデンの小さな街に夫と娘、猫の4人で暮らしています。 移住以降生活を安定させるために必死→働き過ぎて家族との時間を犠牲にしただけでなくアレルギー症状で年中体調が悪い状態に→3年前の失業をきっかけに自分自身を見つめなおす→新たな学びと実践によりこれまでになく心と体が健康な状態になる→家族の心身の健康状態や起こる出来事までもが変わってくる。 こうした過程のなかで有効であった情報をブログに書き綴っていきます。

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